プレスリリース

キャピタルメディカ・ベンチャーズ、投資先社会インパクトの最大化を図る為の レスポンシブルイグジットを実行

2022年10月11日 
株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ

株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ(東京都千代田区、代表取締役:青木武士、以下CMV)が運営する「ヘルスケアニューフロンティアファンド」は、保有するノックオンザドア株式会社(東京都新宿区、代表取締役:林 泰臣、以下ノックオンザドア)の株式を、シミックホールディングス株式会社(以下シミックグループ)に譲渡しました。ノックオンザドアは、社会インパクトの究極成果を「難病患者・家族が輝き、自分らしい人生を送れる社会の実現」としています。インパクト投資におけるExitでは、経済的リターンの獲得と並んでExit後の投資先社会インパクトの変化を確認することが重要です。
このたび、イグジットインパクトデューデリジェンス(以下、ExitインパクトDD)を実施した結果、シミックグループに対してノックオンザドア株式の譲渡を行うことによって、より大きな社会インパクトの創出が見込めると判断し、実行に至りました。

【Responsible Exitとは】
レスポンシブルイグジット(以下、Responsible Exit)とは、インパクト投資家のExit目標において、自身の経済的リターンを超えて、投資先企業が適切なリソース、ネットワークにアクセスできるような適切な買い手を選ぶ事にあります。この場合の適切な買い手とは、投資先、のビジネスモデルの価値を理解し、持続的な社会インパクトを産み出す成長のビジョンを共有される方々を指しており、インパクト投資家は、投資先の志向する社会的インパクトを継続的に生み出すものなのか、などを調査確認し(ExitインパクトDD)、Exitします。

【本Responsible Exitの背景】
インパクト投資を実践するCMVは、ノックオンザドアの究極成果を実現する為の道筋としてロジックモデルの作成支援を行っております。ロジックモデルで設定したアウトカムKPIを達成するべく伴走支援している中で、シミックグループと協業の議論が持ち上がりました。事業提携を検討する中で、Responsible Exitとして、ノックオンザドアとビジョン実現を加速化できるのか検証しております。その結果、シミックグループの企業理念と、ノックオンザドアの企業理念は方向性が合致しており、両社の強みをあわせることで、患者家族に対するアウトカムを強化するシナジーが生まれ、ノックオンザドアのパーパスである「難病患者・家族が輝き、自分らしい人生を送れる社会の実現」を加速することができると判断いたしました。
一方で、ノックオンザドアには株主として、有期限のファンドを運営するベンチャーキャピタルが存在しておりました。ノックオンザドア及び他株主のVCとも意見調整を行った結果、このタイミングでCMVを含む有期限のファンドを運営するVCが保有する株式をシミックグループへ譲渡することが望ましいと合意致しました。
今後、ノックオンザドアとシミッググループは理念に共感するステークホルダーをさらに巻き込み、企業理念の早期実現へ注力する体制を構築する予定です。

【譲渡前のロジックモデル】
譲渡前のロジックモデル

【譲渡後のロジックモデル|インパクトExit DD時に作成】
譲渡後のロジックモデル|インパクトExit DD時に作成

本譲渡後にはノックオンザドアとシミックグループにより新たな取り組みが開始され、難病・希少疾患領域においてノックオンザドアが中期アウトカムとして設定していた「全国どこにいても、身近に質の高い診療やアドバイスを受けることができる」「治療に必要な新薬がより早く、患者・家族の元に届けられる」といった社会課題解決をより早期に実現させ、長期アウトカムであり、パーパスである「難病患者・家族が輝き、自分らしい生活を送ることができる」世界の早期実現が見込まれます。

■ノックオンザドア株式会社について
てんかん症状を持つ子供及びその家族に対する治療支援アプリケーションの提供。「発作の記録」と「服薬履歴の記録」を家族で共有。発作記録では、ワンタップですぐに記録を開始することができ、動画やタイマー、メモなどの詳細な発作記録も可能。患者家族とてんかん専門医で構成する「SAChi Project(サチプロジェクト)」と共に、延べ200名を超える患者・ご家族と共同開発を行い2020年3月20日にリリース。難病患者・家族が輝き、自分らしい人生を送れる社会の実現を目指す。
ホームページ: https://knockonthedoor.jp/

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