ユカリア STORIES
キャピタルメディカのお仕事 ~メディカル・アドバイザーズ 編
※2022年5月9日株式会社キャピタルメディカは「株式会社ユカリア」に社名変更しました。
こんにちは、キャピタルメディカです。
医療やビジネスのゲンバから様々な情報を発信する『キャピタルメディカSTORIES』。
今回は9月1日に本格始動した、キャピタルメディカのグループ会社「株式会社メディカル・アドバイザーズ」。
代表に就任した桑野浩二さんに「メディカル・アドバイザーズ」について紹介してもらいます。
メディカル・アドバイザーズは社内で略して“MA”と呼ばれていますが、どのような会社なのでしょうか?
桑野:
略語の“MA”が示唆するように、まさにM&Aに関連する様々なビジネスを手掛けています。
長年にわたり病院経営・運営支援に携わってきているなか、キャピタルメディカにはヘルスケア領域のM&A情報が多方面から寄せられます。
今後、中小規模の医療機関は単独経営が厳しくなるといわれています。後継者不在で事業承継に課題を持っている医療機関も多数あります。
キャピタルメディカの医療機関支援ポリシーに
◎病院は事業が継続してこそ価値がある
◎病院は誰のものでもなく、地域のための存在である
◎どんな病院であっても周囲に支えられ、地域との関わりのなかでしか存在し得ない
というものがあります。
このように病院の事業継続にこだわりをもって支援を続けてきたなかで当社が直接の売り手もしくは買い手という立場にならなくても、アドバイザリーとして関わることで、病院の事業継続の一助になれることもあるのではないか、ということでヘルスケア領域のM&Aアドバイザリー会社を設立しました。
ロゴにも“MA”をあしらっています。
メディカル・アドバイザーズの強味はなんでしょうか?
桑野:
有望なベンチャーへの大型融資がニュースになるなど、様々なプレーヤーを巻き込みビジネスが次々と創出されているヘルスケア市場。その成長性に注目し、ヘルスケア領域以外の企業が参入してきています。
しかしながら、業界の慣習や知識が浅く「何から手を付ければよいかわからない」というお話しもよく聞きます。
メディカル・アドバイザーズなら、キャピタルメディカが培ったノウハウとグループのリソースを活かし、デューデリジェンスなどの実務を含めた包括的なアドバイスができます。
ところで、桑野さんご自身はどのようなキャリアをつまれてきたのでしょうか?
桑野:
大学卒業後、銀行に入行し一貫して法人営業でファイナンスをしていました。20年ほど前からヘルスケア業界に関わるようになり、キャピタルメディカに入社する前はヘルスケアファイナンス部門の責任者をしていました。
その時に様々なヘルスケア企業の方と知り合って培われたネットワークがいまのビジネスの礎になっています。
このネットワークをうまくマッチングしていきたいと思っています。
ここで、チームの方にも登場してもらいましょう。
伊藤マネージャー(左)、青木さん(右)、桑野さんはどのような方ですか?
伊藤:
桑野さんは業界の知識の豊富さとコミュニケーション力の高さ、どちらもバランスよくお持ちです。
知識は勉強すれば身に着けられますが、人を動かしたり深いところで理解しあえる“勘どころ”のようなものは天性のものなのではないかと思います。
先日、チームで飲み会が会ったのですがそこで知り合った方々ともすぐに仲良くなっていました(笑)
青木:
社内のネットワーキングも大切にしています。
キャピタルメディカは電子カルテ運用やコンストラクションマネジメントなど様々な医療周辺サービス事業を展開しています。もちろん各々に営業チームがいるのですが、我々も医療機関や金融機関に各サービスを紹介しています。
そのためにも、各部門の事業理解を深めることは重要です。桑野さんには「我々が会社の潤滑油やハブになろう」と言われています。あと「宴会要員としてもがんばろう」、とも(笑)
個人的には、オシャレなところも素敵だと思っています(ココ強調しておいてくださいね、と念押しされました)
伊藤:
一方で別の一面もあって、普段はおおらかなのですが、書類をチェックする際は細部まで目を通して鋭い指摘が入ります。
青木:
商談の場に同席していると、物腰はやわらかいのですがYes/Noをはっきりと伝えている姿も印象的です。
オシャレと言われて照れる桑野さん。
桑野:
オシャレと言われて嬉しいです。こだわりはTPOでメリハリを付けることぐらいですね。
色々細かい部分までチェックする、というのはその通りですね。
「財務的要因」、「人的要因」、「事業的要因」…病院経営・運営の阻害要因となることは、徹底的に洗い出して、排除していきます。
それにより、相手から敬遠されることもあるかもしれませんが、我々も相手を選んでビジネスをしている、というくらいの気概をもって取り組んでいきたいと思っています。
何故そこまでするかというと、話しが戻りますが、病院の経営が健全化され事業が継続し利益を生み出すことは、病院はもちろんのこと地域社会のためになるからです。
ですから一過性の結果だけでは満足しないように、とチームにも伝えています。
最後に、桑野さんがビジネスをする際の心がけを教えてくれました。
①ビジネスは発掘するもの
案件は転がっているものでも、上から与えられるものでもない。序列関係なくチーム一丸となって発掘するものです。
②情報発信力を磨く
どんなビジネスでもプレゼンテーションや情報発信が自己満足ではダメ。相手がいかに受け止めるか、相手にいかに理解してもらえるかが重要であると考えています。
③アンテナをめぐらす
この世は情報戦。情報収集力を磨くこととネットワーク構築を怠ってはいけないと思っています。
桑野さん、メディカル・アドバイザーズの皆さん、ありがとうございました。
ゲンバからは以上です。