ユカリア STORIES
講演レポート ~ 成長分野支援講座 医療・介護セミナー
※2022年5月9日株式会社キャピタルメディカは「株式会社ユカリア」に社名変更しました。
こんにちは、キャピタルメディカです。
医療やビジネスのゲンバから様々な情報を発信する『キャピタルメディカSTORIES』。
先日、一般社団法人 第二地方銀行協会が主催する「成長分野支援講座 医療・介護セミナー」が開催され、
キャピタルメディカ取締役COOの原享弘が登壇しました。その様子をご紹介します。
今回のテーマは「地域包括ケアシステムの取組支援」。
当セミナーには定期的に登壇させていただいておりますが、「地域包括ケアシステム」について取り上げるのは初めてのこと。
今、話題のトピックということもあり第二地銀約20行の方にご参加者いただき、2日にわたりセミナーを実施しました。
最初に医療・介護事業概論のレクチャーを行いました。
キャピタルメディカの医療機関支援ポリシーに
◎病院は事業が継続してこそ価値がある
◎病院は誰のものでもなく、地域のための存在である
◎どんな病院であっても周囲に支えられ、地域との関わりのなかでしか存在し得ない
とういものがあります。このような前提のなかでキャピタルメディカでは
病院が医療・臨床的実績やソフトおよびハードの保有能力といった「機能の価値」(やりたいこと/できること:want can)ばかり追求して、
周辺マーケットの状況を鑑みて追求すべき「地域での存在価値」(やるべきこと:should)との間にミスマッチがないか?
ということを洗い出し、それぞれの病院の本来「在るべき姿」を提示し、事業価値を高めていきます。
以上のような考え方に基づくと、他の病院や介護事業者はライバルではなく、むしろ仲間であり協力すべき相手であり「地域の医療・介護全体で地域医療を支える」という視点がでてきます。
これこそ国が推進している「地域包括ケアシステム」の構築という考えに合致するものです。
逆にこの視点を持たない病院や介護事業者は、それぞれの立場を主張しあって「地域包括ケアシステム」の構築は進みません。
その後は、「地域包括ケアシステム」についての読み解き方のパートへ。
地域包括ケアシステムにおける医療機能(急性期や回復期)ごとの役割についてや、必要とされる高齢者ケアと住宅サービスについてを解説しました。
続く2日目はグループに分かれての事例研究へ。
キャピタルメディカが実際に手掛けたコンサルティングの実例をベースに、グループでディスカッションを行いました。
当講演にはキャピタルメディカに最近入社した社員も一部参加しており、急遽ディスカッションに加わりました。
「今、現場で取り組んでいることを、改めて体系立てて学ぶことができました」
「金融機関の方の視点で、医療・介護について知りたいことや課題等を知る機会はなかなかないので貴重な経験でした」
といった感想が聞かれ、キャピタルメディカの社員にとっても有意義な時間となりました。
ゲンバからは以上です。