ユカリア STORIES
パートナー病院のSDGsへの取り組み~石橋病院
こんにちは、ユカリアです。
医療やビジネスのゲンバから様々な情報を発信する『ユカリアSTORIES』。
ユカリアのパートナー病院が取り組むSDGsについてまとめた『EUCALIA Partner’s Report-SDGs-』(ユカリアパートナーズレポート)の原稿を再編集し、紹介するシリーズ、
今回は北海道の「医療法人 北仁会 石橋病院」です。
※情報はすべて2022年11月時点のものです
医療法人 北仁会 石橋病院
[所在地] 北海道小樽市長橋3丁目7-7
[診療科目] 心療内科、神経科、精神科、内科、歯科
[病床数] 372床
[ホームページ] http://www.hokujin.or.jp/ishibashi/
あらゆる年齢全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
3.5 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する。
地域に根差した依存症治療病院として
■ 1972年(昭和47年)からアルコール依存症の専門治療を行ってきた
■ 北海道から「依存症治療病院」の認定を受ける
■ 断酒治療を目的としたアルコール専門病棟を有している
■ 札幌だけでなく全道の患者が入院治療に訪れる
■ 近年は専門外来での節酒治療も行っている
i-map(いしばし式マルチアディクションプログラム)
当院ではアメリカ発の治療プログラム、「ミネソタモデル」と「マトリックスモデル」に「地域性」を加味した独自の認知行動療法の治療プログラム「i-map(いしばし式マルチアディクションプログラム)」を提唱。
教本(ハンドブック)を用いたプログラムの他にも写本やグループワーク、作業療法やロールプレイなど、それぞれの患者に合った様々な治療を行う。また行政や組織、他の医療機関と連携することで、当院の専門性は地域にも広く認知されている。
退院後は訪問看護でケア
患者がプログラムを経て退院しても、現実社会は思う通りに行かないことも多い。そこで当院では訪問看護を通して利用者が家での生活に慣れ、新しい生き方を身に付けるのを補助している。単にアルコールを飲んだ、飲まないといった管理をするのではなく、社会で暮らす中で感じたことを一緒に考え、悩み、喜びを分かち合うことで再発予防に取り組んでいる。利用者からも「一人の時間が少しでも減って気持ちが楽になった」「自分の考えや行動を見直すことができた」という声が聞かれている。
多様化する依存症と向き合う
患者と最後まで向き合い、地域社会に貢献することが当院の特色であり価値である。
近年はアルコールだけでなく様々なアディクション(ギャンブル・買い物・インターネット・ゲームなど)、対人関係の問題(共依存·AC·DVなど)の相談が増加しており、それぞれの専門性を高めるためのより一層の研鑽が必要となっている。
さらに医療行為に限らず「こころの健康やストレスと上手に付き合う生活の方法」を提供するなど柔軟な対応をすることで周囲からの理解と連携を得ながら、引き続き地域社会に貢献していきたい。

ユカリアが取り組むSDGsの優先課題をコーポレートサイトのサスティナビリティページに記載していますので併せてご覧ください!
次回は群馬県の「医療法人社団善衆会 善衆会病院」です。
ゲンバからは以上です。