ユカリア STORIES
パートナー病院のSDGsへの取り組み~新札幌豊和会病院
こんにちは、ユカリアです。
医療やビジネスのゲンバから様々な情報を発信する『ユカリアSTORIES』。
ユカリアのパートナー病院が取り組むSDGsについてまとめた『EUCALIA Partner’s Report-SDGs-』(ユカリアパートナーズレポート)を再編集して紹介するシリーズ、
今回は北海道の「医療法人 豊和会 新札幌豊和会病院」です。
※情報はすべて2022年11月時点のものです
医療法人 豊和会 新札幌豊和会病院
[所在地] 北海道札幌市厚別区大谷地東2丁目5-12
[診療科目] 内科、外科、消化器内科、消化器外科、肛門内科、肛門外科、循環器内科、人工透析内科、リハビリテーション科
[病床数] 140床
[ホームページ]https://www.houwa.or.jp/
包摂的かつ持続可能な経済成長及び全ての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
8.5 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一価値の労働についての同一賃金を達成する。
2024年の「働き方改革関連法」施行に向けて
「働き方改革関連法」は2019年より施行されているが、医療機関は長期的な取り組みが必要であると5年の猶予が与えられ、2024年4月の施行となっている。当院でも、人材の定着と能力の開発を目指し人事評価制度を見直している。医療業界は資格専門職の集まりであるため、他業界と比較すると転職も容易である。このような人材流動性が高い業界において人事評価制度を再設計することは「病院の発展」に直結する取り組みである。
「人事評価制度」 と「給与テーブル」の連動
ユカリア「人事トータルサポート」の協力のもと、現場にヒアリングを行った結果、以下3点を導入することとなった。
1. 病院目標の明示と、これに連動した部署目標の設定
2. 役職基準と連動した新給与テーブル
3. 職員行動指針と等級役割とに基づく評価制度
まずはじめに指針となる「人事理念」や「職員行動指針」を設定した。当院の強みや大事にしていきたい部分を再確認する良い機会となった。続いて役職ごとの役割基準を給与テーブルを整備し、現在はこの新給与テーブルと連動する人事評価制度の策定を進め、2023年度の本格運用を目指している。
この新人事評価制度を実行することで、「適正な評価と処遇により、人材の定着・育成、能力開発など『先が見えるキャリアステップ』を実現させること」が可能となる。特に今回の制度は、若い世代からキャリアステップを見通せる仕組みとなっている。
人事評価制度の最適化に向けて
現在「より持続運用可能な人事評価制度へと最適化」していく作業を進めているところだ。制度の導入自体が目的化してしまったり、運用の負担が重くなりすぎて評価に追われ、日々の業務に支障を来すのは本末転倒である。
制度導入当初は上手くいかない部分も出てくるが、そのような時こそ導入の目的・ねらいに立ち返り、職員の働きがいを醸成していけるような制度へブラッシュアップしていく姿勢を忘れないようにしていきたい。
そしてその営みが職員のスキルアップや笑顔に繋がり、最終的には患者へ還元されると信じ取り組んでいく。
ユカリアが取り組むSDGsの優先課題をコーポレートサイトのサスティナビリティページに記載していますので併せてご覧ください!
次回は沖縄県の「医療法人 ユカリア沖縄 かんな病院」です。
ゲンバからは以上です。