VISION MISSIONにかける想い

社会インフラである医療を共創する

社会インフラである医療を共創する

ヘルスケアの産業化、変革を通じて医療・介護のあるべき姿を目指すユカリア。ヘルスケアの産業化・あるべき姿とは、私たちの目指す社会や世界観、何を実現しているのか。代表の古川 淳にお話しいただきました。

ヘルスケア領域における産業化への挑戦

2005年にユカリアを設立する以前、私のキャリアは公認会計士としてスタートしました。大手監査法人に在籍し、流通業界をはじめとする各業界の企業がグローバルに成長していく姿を目の当たりにしてきました。

多くの企業や経営者との関わりの中で病院事業のコンサルティングにアサインされた際には、病院で働く人たちの職業意識の高さや患者に対する熱量、そして優秀さに驚くばかり。 一方、経営となると、無責任や非効率・未改善の体質が目立ち、医療従事者の想いがまったく結果に繋がっていない状況がありました。
ユカリアを起業したのも、この経験があったからです。起業をする際、組織の不健全な状態や企業のボトルネックと対峙し、“組織の健全化”を実現していきたいという非常に強い想いを持っていました。このような問題が山積しているマーケットを考えたとき、真っ先に思い出されたのは医療業界でした。そしてそれは、人々の暮らしに必要不可欠な社会インフラでもあるのです。
あくまで私なりの仮説でしたが、もし病院に自分が培ってきた経営戦略や組織運営などの手法を取り入れたら、病院経営を全く新しい形へと変革することができると考えました。これがユカリアを創った理由です。

政府、行政、医療現場の全体最適を目指して

経営が立ち行かなくなっていた病院の立て直しに始まり、長年、病院の経営支援や介護施設の運営をするなかで見えてきた課題もあります。

いまの日本の医療体制の大きな問題は、縦割り行政によって各セクターが分断されていること。病院は厚労省管轄、医大は文科省管轄、製薬・医療機器は経産省・厚労省といった形に、不合理なほど分断されています。質の高いヘルスケアサービスを必要な人たちへ切れ目なく届けることが重要であるにも関わらず、セクターの隙間で医療の提供がぶつ切りになり、利用者が取り残されている現状があります。アメリカやドイツは、アカデミア・行政・民間企業が一体となって医療の良循環に成功していますが、日本は国民皆保険制度という世界に誇る制度を有していながら、省庁から始まるステークホルダーの分断により、競争力が低迷し、それがまた医療供給体制の劣化に繋がるという悪循環に陥っているのです。

ユカリアでは、この大きな課題に正面から取り組むために、2020年に改めてビジョン・ミッションを掲げました。
「ヘルスケアの産業化」
「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」

良循環サイクル

地域単位で健全な医療体制を維持することによって、そこで働く人にも医療を受ける地域の人にも満足いただくこと。この小さな良循環を全国至るところで作り続けることが、大きな循環を生む起爆剤となり日本のヘルスケアの改革に繋がると考えています。これはユカリアだけでは実現できません。未病・予防から医療、介護まで各領域で国や行政、医療機関、アカデミアを巻き込みながら、全関係者が一体となったサイクルを作り上げる。それが私たちの掲げる「ヘルスケアの産業化」です。

時代を、未来を創る存在に

ヘルスケアは、医療・介護に未病・予防領域などの周辺事業も含めると、壮大なスケールと可能性を持つビジネスです。患者の病気の治療だけではなく、健康体の人も含めたQOL(生活の質)の向上を目指し、世界的な企業や投資家たちがこぞって参入・投資 している事実があるように、ヘルスケアは、健康に生きたい、苦しまずに終末を迎えたいという人間の根源的欲求に貢献できるという魅力をもっています。
「ヘルスケアの産業化」という大きなビジョンは、山登りに例えるなら、今はまだ靴の紐を締めているところ。未来の日本のヘルスケア産業のために、必要な環境、組織を地固めし、力強く歩み出すことが私の役割だと考えています。
ユカリアには今後やらなければならないこと、やるべきことがたくさんあります。自ら課題を発見して、その課題に果敢に取り組める方、ビジョン・ミッションの実現に向け、熱い想いで一緒に取り組める人にぜひ仲間になってほしいと考えています。