安定確保医薬品

あんていかくほいやくひん

概要

厚生労働省が「医療上必要不可欠であって、汎用され、安定確保について特に配慮が必要な医薬品」と定義した品目(成分)。
医療用医薬品の原材料・原薬、製造の多くが複数の外国にサプライチェーンを持つようになった頃から、一部現地の事故・災害や環境・政策などで製造が停止する問題が指摘されていた。
特に2019年、中国などの製造トラブルから起こった「セファゾリン」の供給不安から、日本の複数の学会や日本医師会などが医療用医薬品の安定供給について提言。
2020年の新型コロナウィルス感染症に伴う輸出入の停滞も後押しとなり、厚生労働省は2021年3月、506成分(内用薬:216、注射薬:244、外用薬:46)からなる「安定確保医薬品」のリストを公開した。
これらの成分は優先度によってカテゴリA~Cと分類され、より安定供給体制の整備が求められるため、更にカテゴリAの21成分の内、8成分69品目が「基礎的医薬品」に追加された。

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