高齢者の安全な薬物療法ガイドライン

こうれいしゃのあんぜんなやくぶつりょうほうがいどらいん

概要

高齢者薬物療法の安全性を高める目的で日本老年医学会が発行したガイドライン。
2016年の診療報酬改定で減薬加算が採用されたこともあり、ポリファーマシーに対する課題意識は高まっているものの、厚生労働省の第17回高齢者医薬品適正使用検討会 令和4年度「高齢者医薬品適正使用推進事業に係る地域調査一式」最終報告によれば、本書を実際に活用していると回答した医師・薬剤師は10%に満たない。
これは厚生労働省の令和4年度「病院薬剤師の勤務実態調査」によれば、100床~200床未満など小規模医療施設においては薬剤師数が少なく、地域連携も必要となるポリファーマシー対策に十分な工数を掛けられないためであり、実践に課題を残している。

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