医療従事者向けベッドサイド情報端末『ユカリアタッチ』 岡山県の「公益財団法人 操風会 岡山旭東病院」にて運用開始
株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:古川淳)が開発・販売している医療従事者向けベッドサイド情報端末『ユカリアタッチ』は、2023年9月1日より公益財団法人 操風会 岡山旭東病院(所在地:岡山県岡山市、病院長:吉岡 純二)にて運用開始しました。
公益財団法人 操風会 岡山旭東病院では、ベッドサイドにおける多職種間での正確且つ効率的な情報共有の促進を目的に「ユカリアタッチ」が導入されました。医療の質・医療安全の強化に加え、看護師をはじめとする医療従事者の働きやすさ、患者満足度の向上にも効果が期待されています。
端末上に表示する各種ピクトグラムの選定は、川崎医療福祉大学(岡山県倉敷市)医療福祉デザイン学科の学生との協同プロジェクトとして行われました。
岡山県内におけるユカリアタッチの導入は2施設目、岡山市内では初の施設となりました。
岡山旭東病院 ユカリアタッチ導入推進チームの皆様からのコメント
看護師からの「多忙な業務をなんとかしたい」というシステム管理者への依頼からプロジェクトがスタートしました。多職種で構成されるユカリアタッチ導入推進チームのメンバーを中心に1年半以上かけて導入することができました。看護業務改革とも言えるバイタル自動取込、トップ画面に表示した時計とカレンダー、分かりやすいピクトグラム、本日の検査などの予定、売店注文機能など職員のみならず患者さんにも好評です。
『ユカリアタッチ』について
これまで、看護現場では、医師からの指示や医療・看護上必要な患者情報を床頭台に札や付箋、マグネット等を貼って医療者間で情報共有するケースが大半を占めていました。しかし、こうしたアナログな情報共有の在り方では、古い情報が伝わる、見落しが生じる、差替えの手間がかかるなど、看護師の運用負荷は勿論のこと、患者の状態変化や注意事項を確実・適切に共有出来ないという事態が慢性的に起こっています。
『ユカリアタッチ』の主要機能のひとつである「電子化ピクトグラム」は、患者の安静度や禁飲食、アレルギー情報や医療・看護上の個別注意事項などを分かりやすいイラスト記号として表示することで、医療従事者間 の円滑な情報共有に役立っています。
また、「バイタルデータ入力・電子カルテ自動連携機能」では、NFC式*測定器(体温計や血圧計等)をユカリアタッチにかざすだけで電子カルテにバイタルサインが自動連携・登録されるため、データの未入力、誤入力、入力までのタイムラグ発生防止に繋がっています。
*NFC(Near Field Communication:非接触通信の国際規格)
ユカリアがこれまで15年以上にわたり病院経営支援に取り組む中で、医療現場に存在する課題への理解を通じて『ユカリアタッチ』を開発しました。2017年2月に本格的に販売開始以来、2023年12月時点で累計で18,000台以上、全国約70の病院に導入いただいています。
今後も『ユカリアタッチ』 を通じて、医療・看護業務を支援し、看護現場の環境向上や働き方改革にも貢献してまいります。