虎の巻その33 老人ホーム紹介会社を活用しよう(下)

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はじめに

こんにちは。虎兄(とらにぃ)です。病院経営コラム「病院経営~虎の巻~」。

前回から引き続き㈱あいらいふ協力のもと「老人ホーム紹介会社」についての紹介です。「老人ホーム紹介会社」は地域連携室の強い味方、とお伝えした内容をもう少し掘り下げてみましょう。

病院が「老人ホーム紹介会社」を活用する3つの利点

病院が「老人ホーム紹介会社」を活用する利点は、主に3つあります。

①ベッドコントロールがスムーズになる

入居先がスムーズに決まり、滞りなく退院手続きが進むことによって、ベッドをよりよく稼働させることが可能となります。

②最新の介護/施設情報が得られる

「老人ホーム紹介会社」の入居相談員は、病院の周辺地域も含めた個々の老人ホームへまめに足を運んでいます。

そこで得られる情報は、パンフレットやウェブサイトには載っていないような各ホームのリアルな状況がわかるものも多く含まれます。

また、病院以外に、居宅介護支援事業所、地域包括支援センターとの連絡も緊密なため、最新の介護事情も把握しています。日々最新の介護情報を収集・分析・共有する彼らへ相談することによって、入居が困難な患者の退院支援にもタイムリーに対処することができ、また、病院側のナレッジも蓄積していくことができます。

③遠方から診療に来ている患者にも希望する老人ホームを紹介することができる

「首都圏」などそれぞれのエリアに特化した紹介会社へ相談することにより、病院周辺地域以外の老人ホームも容易に紹介することが可能になります。

これら3つの利点だけではありません。

退院支援担当者からしてみれば、偏りのない客観的な視点で老人ホームを紹介してもらえるのは安心ですし、日々繁忙を極める退院支援の一業務を担ってもらうことで他の業務にも対応することができ、好都合と言えるでしょう。

退院支援担当者の目指す「患者とその家族一人ひとりに合った生活再建」を一緒に達成してくれる頼もしい存在です。

実際に利用する場合、どうしたらいいの?

「老人ホーム紹介会社」を利用するのは簡単です。

まずは、電話やメールで問い合わせをして、困りごとをありのまま話しましょう。すると、担当の相談員が病院を訪問のうえ、個々の患者や家族の要望や状況を聞き取り、後日それぞれに合った老人ホームを選定のうえ、提案してくれます。

どこの「老人ホーム紹介会社」を選ぶか、ですが各社ごとに特徴や強みがあるなかより客観的な視点で老人ホームの提案をしてくれるのは提携している老人ホーム数が多いところなので、「提携施設数の多さ」選ぶ際の基準の1つとして考えると良いでしょう。

複数の会社を利用・比較しながら、病院にとって、退院支援担当者にとってベストな選定と提案をしてくれる会社を活用していきましょう。

まとめ

今回は病院の地域連携室の方におすすめする想定で紹介しました。
「老人ホーム紹介会社」は今や地域包括ケアシステムの中で欠かすことができない存在と言えるのではないでしょうか。

㈱あいらいふでは全国の有料老人ホームを紹介するポータルサイト「探しっくす」も運営しています。こちらも併せて活用してみましょう!

病院経営~虎の巻~」、次回もお楽しみに!

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