パートナー病院のSDGsへの取り組み~かんな病院
こんにちは、ユカリアです。
医療やビジネスのゲンバから様々な情報を発信する『ユカリアSTORIES』。
ユカリアのパートナー病院が取り組むSDGsについてまとめた『EUCALIA Partner’s Report-SDGs-』(ユカリアパートナーズレポート)を再編集して紹介するシリーズ、
今回は沖縄県の「医療法人 ユカリア沖縄 かんな病院」です。
※情報はすべて2022年11月時点のものです
医療法人 ユカリア沖縄 かんな病院
[所在地] 沖縄県国頭郡宜野座村字漢那469番地
[診療科目] 内科、外科、小児科、整形外科、泌尿器科、消化器内科、脳神経外科、眼科、皮膚科、循環器内科、リハビリテーション科
[病床数] 104床
[ホームページ] http://okinawa-kanna.or.jp/¥
周辺50㎞唯一の病院でPCR検査体制を整備
当院は沖縄中部・北部診療圏の境に位置し、周辺50kmに他病院が存在しない。そのような立地において今回のコロナ禍で地域医療の拠点としての重要さを改めて痛感した。
2022年になっても続くCOVID-19の流行からPCR検査の需要が高まり、結果が出るのに2~3日もかかる外部委託では住民の職場復帰に遅れが生じ、地域産業に支障が出始めていた。
これに応える形で2022年6月に院内PCR検査の提供を始めた。
ユカリアによる医療機器調達サポート
PCR検査機器の発注ではユカリアの「資材調達・物流サポート」の協力を得て、迅速かつ適切な価格交渉を行い、早期に機器を確保できた。
① 検査機器 1台140万円 2台目90万円(同時購入)
② 検査キット(24回分)13万円
③ 対面診療の場合、総点数2,821点
当初は1ヵ月90検査を行い、3ヵ月で費用負担できると試算していたところ、 15分~30分で結果が判明するスピード性が評判となり、近隣住民が朝から外来駐車場に殺到。 6月の半月で303件の検査を実施した。
ピークの7月下旬には、検査数は1日80件/月140件と、地域住民の早期職場復帰に貢献することができた。
宜野座村との連携強化
院内PCR検査きっかけに村との連携が円滑になった。宜野座村からも集団ワクチン接種や村立保育園の集団PCR検査の依頼が来るようになり、新規患者が急増し近隣住民の車が殺到した際は、村から待機用のテントの貸与を受けるなど良好な関係を築いている。今回のの経験を基に、有事に患者のニーズを素早くキャッチして地域と連携し、迅速に対応する医療機関でありたいと思っている。
ユカリアが取り組むSDGsの優先課題をコーポレートサイトのサスティナビリティページに記載していますので併せてご覧ください!
次回は福岡県の「医療法人 秋桜会 新中間病院」です。
ゲンバからは以上です。