医療従事者向けベッドサイド情報端末『ユカリアタッチ』 神奈川県の「聖マリアンナ医科大学病院」にて運用開始
株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役:古川淳)が開発・販売している医療従事者向けベッドサイド情報端末『ユカリアタッチ』は、2023年1月1日より聖マリアンナ医科大学病院(所在地:神奈川県川崎市、病院長:大坪毅人)にて運用開始しました。
『ユカリアタッチ』サービスサイト
https://et.eucalia.jp/
聖マリアンナ医科大学では、創立50周年事業「菅生キャンパスリニューアル計画」に基づく病院の建替計画が行われ、2023年1月1日に新入院棟が開業しました。
新入院棟では、医療従事者の業務効率や感染症対策に資する機能を多数採用しており、ベッドサイドのケアに必要な患者情報を『ユカリアタッチ』の「電子化ピクトグラム」で表示することで、多職種間における正確且つ効率的な情報共有が可能となり、ケアの質や医療安全の向上が期待されています。さらに、ベッドサイドの療養環境の改善とともに、感染症対策にも貢献しており、これらの点が評価されての導入となりました。
聖マリアンナ医科大学病院 看護部
ご担当者様 コメント
これまではベッドサイドで患者さんの情報をメディカルスタッフ含む職員全体で共有するものがなく事故や患者サービスの遅延につながる事象が少なからず発生していました。それを解消する目的でユカリアタッチを導入しました。ベッドサイドの情報端末で患者情報を確認し、医療スタッフがケア提供する上で迷うことや事故につながることを減少させる。患者・家族にもタイムリーに目で確認できる情報を提供することで、患者参加型の医療につなげることができる。ユカリアタッチの持つ様々な機能を活用し医療提供者・患者、どちらにもwin-winとなる事が最終目標です。
『ユカリアタッチ』について
これまで、看護現場では、医師からの指示や医療・看護上必要な患者情報を床頭台に札や付箋、マグネット等を貼って医療者間で情報共有するケースが大半を占めていました。しかし、こうしたアナログな情報共有の在り方では、古い情報が伝わる、見落しが生じる、差替えの手間がかかるなど、看護師の運用負荷は勿論のこと、患者の状態変化や注意事項を確実・適切に共有出来ないという事態が慢性的に起こっています。
『ユカリアタッチ』の主要機能のひとつである「電子化ピクトグラム」は、患者の安静度や禁飲食、アレルギー情報や医療・看護上の個別注意事項などを分かりやすいイラスト記号として表示することで、医療従事者間 の円滑な情報共有に役立っています。
また、「バイタルデータ入力・電子カルテ自動連携機能」では、NFC式*測定器(体温計や血圧計等)をユカリアタッチにかざすだけで電子カルテにバイタルサインが自動連携・登録されるため、データの未入力、誤入力、入力までのタイムラグ発生防止に繋がっています。
*NFC(Near Field Communication:非接触通信の国際規格)
ユカリアがこれまで15年以上にわたり病院経営支援に取り組む中で、医療現場に存在する課題への理解を通じて『ユカリアタッチ』を開発しました。2017年2月に本格的に販売開始以来、現在までに累計で16,000台以上、全国約60の病院に導入いただいています。
今後も『ユカリアタッチ』 を通じて、医療・看護業務を支援し、看護現場の環境向上や働き方改革にも貢献してまいります。