【医療DX】ユカリアとアルケア、医療機関と患者・ご家族のコミュニケーションを支援する「ユカリアメルジュ」を活用した協業の可能性検証を開始
株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三沢 英生、以下「ユカリア」)と、アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、ユカリアが提供する医療機関と患者・ご家族をつなぐコミュニケーションプラットフォーム「ユカリアメルジュ」を通じて、医療機関での説明に基づいた日常生活でのケア実践を支援するアルケアのコンテンツと、ケアで使用する製品に関する情報の提供を行います。
アルケアの事業領域における「ユカリアメルジュ」の有効性と実用性の可能性を、治療からケアにわたる現場で8月より3カ月間検証します。
実施の背景と目的
医師の働き方改革が2024年4月より施行され、医療政策の一つとして医療現場や地域連携におけるDXも推進される中、医療機関は、医療従事者の労働環境の改善や人材確保など多岐にわたる課題の解決に取り組まれています。病院の経営支援や運営支援を手掛けるユカリアと、医療メーカーのアルケアは「患者・ご家族と医療機関の橋渡し」「医療現場の業務効率化」「患者の治療に対する理解向上」という観点から、これらの課題解決に貢献することを目指します。
「ユカリアメルジュ」の主な機能には、ワクチン接種や検診受診の案内、治療内容の説明、術後のリハビリやセルフケアの方法の提供が含まれます。また、検診の受診勧奨といった医療機関のマーケティング力および訴求力の向上や、医療従事者から患者・ご家族への各種の説明を補完することによる業務効率化にも寄与します。具体的には、初診後すぐに案内を行い、入院前や退院後のフォローアップを行うことで、患者・ご家族の治療に対する理解やイメージを向上させます。さらに、AIを活用することで患者・ご家族の疑問の解消をサポートし、医療現場におけるコミュニケーションをより円滑で効果的なものにします。配信する動画やPDFコンテンツに関しても、AIを通じてフォローし、医療従事者の確認のうえ、質疑応答や補足説明を行うことで、患者・ご家族の理解を促進します。
今回の両社協業の可能性検証では、「ユカリアメルジュ」を通じた、医療機関での説明に基づいた日常生活でのケア実践を支援するアルケアのコンテンツの活用により、「医療従事者と患者・ご家族のコミュニケーション」の一部を標準化・省力化し、医療従事者の方々にはより優先度の高い業務やコミュニケーションのために多くの時間を充てていただきたいと考えております。
また、患者・ご家族と医療従事者のコミュニケーションを支援するツールに両社の知見を掛け合わせることで、新たなシナジーを創出し、その効果を確認することを目的としています。

患者・ご家族と医療従事者をつなぐコミュニケーションプラットフォーム「ユカリアメルジュ」を活用した「医療従事者から患者・ご家族への情報提供支援ツール開発」に関する可能性検証の概要
「ユカリアメルジュ」を利用することにより、患者・ご家族は治療・ケアに関する疑問や不安を減らし、また医療従事者は一部の業務やコミュニケーションを標準化・省力化することで、より優先度の高い業務やコミュニケーションに注力いただけます。これにより、医療現場にゆとりとさらなる安心を生み、医療従事者の皆さまが目指す治療・ケアの実現を共に支えます。

【アルケア株式会社】
アルケアは、1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」という創業当時の想いはそのままに、現在は予防から社会復帰にいたるまで、ケアをプロセス視点で捉え、整形外科領域、褥瘡・創傷領域、ストーマ領域、看護領域の4つの専門領域で事業を展開しています。「ケアすることの可能性をもっと豊かに。ケアを受けることをもっと前向きに。」アルケアは、そんな明日の形を見据えて、磨きぬいた製品や情報、サービスを社会の隅々にまで広げてゆきます。
所在地 :東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル19階
主な事業内容:医療機器、医療用消耗材料の開発、製造、販売および輸出入
ホームページ:https://www.alcare.co.jp/