「医療分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じたサービスの効率化・質の向上を実現することにより、国民の保健医療の向上を図るとともに、最適な医療を実現する(内閣官房 医療DX推進本部)」こと。
少子化による人材不足、医療・福祉業界のDXの取り組み状況の遅れ(「DX白書2023」独立行政法人情報処理推進機構(IPA))、医師の働き方改革(2024年問題)、民間の医療・介護施設の経営悪化などを解決する手段の一つとして、政府主導で推進されている。
電子カルテ情報の標準化、オンライン資格確認、デジタル化による医療現場の業務効率化(診療報酬改定DX等)、そして医療ビッグデータの活用などを通じた医療の効率化・質の向上といったメリットもある一方、セキュリティや医療スタッフのリテラシー問題などの課題も多い。