ポリファーマシー

ぽりふぁーましー

略称・別名

polypharmacy, 薬漬け

概要

ポリ(poly:複数)+ ファーマシー(pharmacy:調剤)から構成される造語で、患者が複数の薬を飲んだ(多剤併用, 多剤服用とも)結果、何らかの害が発生している状態を言う。
日本では『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015』で、高齢者を中心に多剤投与の傾向があることが問題視され、医療費削減の対策としてジェネリック医薬品の利用が推進されると共にこのテーマが取り上げられるようになった。
2016年度の診療報酬改定では、処方薬剤を減薬することで算定可能な加算(薬剤総合評価調整加算・薬剤総合評価調整管理料)が新設されたことでも注目を浴びた。
もちろんポリファーマシーは医療経済への悪影響だけでなく、合併症や死亡リスクの上昇など様々な問題の原因でもある。
「多剤」については、多くの薬を飲んでいてもその患者にとって必要な薬であればポリファーマシーではなく、2剤服用でも有害事象が発生すればポリファーマシーとなり、個々の患者の病態、生活、環境によって定義される。

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