デジタル事業本部
データインテリジェンス事業部長
今西 是裕
テーマ
デジタル事業本部
あいらいふ事業部
森田 秀俊
2022年4月から岡山県にあるサービス付き高齢者住宅『アップルウッド西大寺』で施設長代行として現場に従事しています。ユカリアへ入社する前は、インターネット業界で働いていましたが、学生時代に母親を癌で亡くした経験から、介護や終末期のあり方について以前から強い関心を持っていました。いずれは介護業界に携わりたいという想いを持っていたところ、未経験でも医療・介護の現場に入り込むことができるユカリアに出会い、転職しました。
入社後は病院の経営コンサルティング部門に所属し、パートナー病院の経営・運営支援からスタート。とはいえ右も左も分からない状態でしたので、必死に勉強をしつつ、上司の指導のもとでパートナー病院の経営支援を行ってきました。
約3 年間病院の経営コンサルティング部門に在籍後、介護領域により深く関わりたいと思い、社内の異動希望申告制度を利用して、グループ会社の株式会社YAOKIへ異動。思い切って現場に飛び込み、現在は施設長代行として、日々施設で働くスタッフと効果的で質の高いケアを目指しながら、事業コンセプトの実現と経営の安定化に向けて奮闘する毎日です。
YAOKIが運営するサ高住『アップルウッド西大寺』は、日本の医療・介護制度の狭間にいる高齢者をターゲットにしています。特に、病院でも介護施設でも解決が難しい廃用症候群(寝たきり状態)の利用者様に対して、介護保険サービス等制度を使いつつ、アップルウッド西大寺が積み上げてきた効果的・効率的な運営体制と『活性化ケア®』という独自のリハビリプログラムの実施により、課題解決に挑戦しています。
現場は専門資格を持ったメンバーの集まりであり、患者を診る視点も違いますし、施設としての意思決定が必要な場面も多くあります。また、実際に携わってみなければ分からない課題や、利用者様が本当に必要としているサービスなど、現場ならではの視点で初めて気づくことも数多くあります。単に机上の分析結果に基づいた改善施策を提案するだけでなく、実際に外部機関や施設職員を巻き込みながら、実行していくことにやりがいを感じています。
YAOKIは、医療的ケアが必要な重度要介護者の在宅生活を実現するための経営ノウハウを持っています。今後は、ユカリアのパートナー病院や介護施設でも共有していくことで、YAOKIをもっと存在感のある組織に育て上げたい。そんな目標も持っています。
入社して数年で希望する部署に異動し、小さいながらも一つの施設をまとめる立場となりました。ユカリアには年齢や入社年にかかわらず、社員を信頼して大きなプロジェクトを任せる風土があります。そこは個人的に本当に素晴らしいと感じていますし、すごいことだと思います。私自身にとっても大きなターニングポイントになりました。医療や介護の狭間で起きている様々な問題は施設単体では変えられません。やはり現場に入って一緒に運営をしていく経験は、将来的に事業を作り上げる力、ヘルスケア業界に変革をもたらす力になると思っています。
現在の部署に異動して、一社員としての業務の範囲や責任は増えましたが、私のように積極的に経験を積みたい人にはとても良い機会やチャンスがたくさんあります。恐れずに飛び込み、変化を続けていくことで、ヘルスケア業界の産業化を実現する力も身に付くはずです。
2022年11月時点