ユカリア STORIES
Withコロナにおけるパートナー病院の取り組み~佐倉中央病院
※2022年5月9日株式会社キャピタルメディカは「株式会社ユカリア」に社名変更しました。
こんにちは、キャピタルメディカです。
医療やビジネスのゲンバから様々な情報を発信する『キャピタルメディカSTORIES』。
冊子『EUCALIA LIVE』(ユカリアライブ)の原稿を抜粋・再編集し、それぞれのパートナー病院がコロナ禍のなか、どのような病院経営・運営をしてきたのかをお届けする、パートナー病院紹介シリーズ。
今回は千葉県の「医療法人社団 愛信会 佐倉中央病院」です。
※情報はすべて2021年10月時点のものです
医療法人社団 愛信会 佐倉中央病院
[所在地]千葉県佐倉市栄町20-4
[診療科目]内科、糖尿病・内分泌科、整形外科、消化器科肛門外科、脳神経外科、泌尿器科、皮膚科、形成外科、リハビリテーション科
[病床数]96床(一般78・域包括ケア18)
[ホームページ]http://www.aishin.or.jp/sakura/
2020~2021の取り組み
月並みですが、まずCOVID-19のことをお話したいと思います。
当院は比較的コロナの影響を受けなかったのではと思っております。幸い院内感染はありませんでしたが、それでも4月から5月にかけては、外来診療や検査の減少で10%程度の収入減少がありました。それを年度の後半でなんとかトントンにまで戻し、かろうじて補助金の分だけ黒字を出すことができました。なかなか(お金をかける)新しいことを始めることは難しい状況でした。そんな中、2つの新しい試みをしました。
1つ目は、近隣の人口2200人ほどの町の1つで、住民向けの講演会をしました。住民向けの講演会をすること自体はありきたりですが、今回の目的は当院としては新しいもので、「フレイル予防」「病気にならない」「できれば病院に来なくて済む」ようにするための講演会をしました。当院のような小さな病院が生き残るためには、これからは病院にこもっていては将来はない!地域に出ていき、地域そのものを健康にする取り組みをする中で、住民から信頼させる住民のための病院になろうという、実はごく当たり前の事ですが、そんなことを考えています。幸い、地区の自治会長さん、市会議員さんなども賛同してくれて、この2月から始めたところです。
2つ目の新しいことは、病院の職員レクの一環でカヌーを始めたことです。当地には身近なところに、印旛沼をはじめとした穏やかな流れの内水面が広がっています。当地に来てから、この水面をカヌーで漕いでみたいという気持ちが徐々に強まり、昨年10月より病院の職員とカヌーを始めました。院内より10名ほどが参加して、5人ほどは佐倉カヌー協会に加入しました。 水面から見る風景は地上からのものとは全然別のものとなり、風や水を身近に感じられ一体となり、当たり前の日常をしばし離れることができます。
カヌーの夢、1つは印旛沼から利根川までの水路をゆっくり漕いで行ってみたいということ。もう1つは夕日の沈む頃、満月の時期に印旛沼に漕ぎ出すこと。夕焼けに沈む風景の中を湖面に漕ぎ出すことです。
皆様も佐倉に来られましたら、お声掛けいただければ、ご案内できるようになっている予定です。
ぜひお越しください!
次回は東京都の「医療法人社団 玲瓏会 金町中央病院」です。
ゲンバからは以上です。